戸隠流忍者の伝承
今から800年前の昔「源平の戦い」の頃、信濃源氏の大将である木曽義仲の家臣、仁科大助(別名:戸隠大助)が戸隠山で修験道(しゅげんどう)の修行をしていました。
そのかたわらで「飛鳥の術」「センバン投げ」「距跋渉毛(きょけつしょげ)」という術などの独特の技を身につけたのが始まりと言われております。
木曽義仲が宇治の粟津(あわづ)で戦死した後、大助は伊賀の百地砦(ももちとりで)に逃れ、戸隠山で修業した修験道忍法に伊賀忍法を取り入れて、戸隠流忍法を開きました。
現在、第34代宗家、初見良昭氏に受け継がれ、日本はもとよりアメリカ、ヨーロッパ、アフリカなど世界中に広まっています。
忍法体術
武器を持たずに「骨法術」「骨指術(現在の空手、合気道と似たもの)」「体変術」を巧みに使って相手と戦う
戸隠忍流の特徴の一つ棒術
木の枝や角材など、近くにある物を使用して、戦う術。
刀や槍、なぎなたなど斬る、突く、払うの三つの武器の動きが出来る。くさり鎌の術
草を刈る時に使う農具である鎌に、鎖分銅をつけて相手と戦う術この様に刀とも互角に渡り合える。
くさりの部分で刃を受け、絡め捕ったり 絞めたりと、多種多様決して勝負を急ぐ事は無い、じっくり相手が弱るのを待つ・・・。
その他「きょけつしょげ」と言う鎖鎌に良く似た武器もある。手鈎(てかぎ)術
戸隠忍流独特の武器の一つで、木や石垣に登る時に使う。敵に出会ったときは恐ろしい武器に変わる。
相手の刀を奪って倒す事などから、一刀捕り、白刃捕りとも言われる。苦無(くない)の術
「苦労が無い」と書くこの術、現在のスコップとして主に使われたが、
戦いの際は相手の刀や槍を受け止めたり武器として使用した。
小さい物は「投げ苦無」とも言い手裏剣のかわりにも使用したこの道具を知らない忍者ファンはいないと思います。
形は大小様々だが、その形状は穴を掘るのに適し、ナイフとしても使える。くノ一の術
女性忍者のことを「くノ一」と言う。男性に比べ、力が弱いので忍び武器や女性的動作などを利用して戦う。
変装の術
忍者が他国に入る時に「七方出」と言う変装術を使う。
七方出とは、虚無僧・出家・山伏・放下師・猿楽師・商人・常の方の7種類の人のことで、
その装いにあった隠し武器を巧みに使いこなす。手裏剣
忍者の武器としてもっとも有名な飛び道具『手裏剣』。
手裏剣は、敵を攻撃する武器としてはもちろん、刃に毒を塗り致命傷を与えたり、敵の足止めをする逃げるための武器でもある。また工作道具としても用いられていた。懐中に忍ばせて持ち運びしやすい手裏剣は忍者にとって必須の秘密武器である。無刀取り
何らかの理由により刀や携行武器を備えていない際、脳天目掛けて振り下ろされる相手の刀を両手に挟み、素手で刀を受け止める防御法の一種の技。
『真剣白刃取り』の元とも言われている。
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